基礎マッパーが1000人達成しました。

DCM基礎コースが最初に開催されたのは、2004年2月でした。最初の頃は、年度末に1回行うのが恒例でしたので、よく大雪が降って、大変な思いをしたことを覚えています。30名が通常のコース人数なのですが、英国講師と通訳を介して行うコース運営に当たって、私に自信がなく、20名に絞らせて頂いていました。その後、2008年に完全に日本人トレーナーのみで運営ができる運びとなりましたが、本当に高い受講料を払って受講者が来るのだろうか、と不安を覚えました。何年か先を考えた経営的側面を言われる方もいましたが、私は「最初のコースで皆さんに見限られたら、終わりだ、来年なんかない」と思い、通常外国では、トレーナー2名体制で行くところを、「オールキャスト(当時のトレーナー5名全員参加)で行く」と方針を決め、私たちは、海外講師に比べれば未熟だが、どんな人も得意なセッションはあるだろうから、まずは自信のある得意分野を担当し、絶対に質の高いコースを提供していこうと思って第1回に臨みました。それ以来、不安が強く、自信がないリードの性格が影響してか、常に1ヶ月前には丸1日を要する準備会をし、綿密なコース運営をするのが慣習になりました。しかし、未だに、「何か足りない、まだだめだ」と思い続けてコース運営をしています。ありがたいことに、開始以来、定員割れをしたことはなく、それどころか、「なかなか受講できない」とお叱りを受けるほど、多くの応募を頂いています。これに慢心することなく、毎回少しずつでもよりよいコースが提供できるように努力していきたいと思っています。
ストラテジックリード 水野 裕
(平成26年9月)


平成26年度 東京開催

「パーソン・センタード・ケアと認知症ケアマッピング(DCM)を実践に活かす」コース(DCM上級ユーザーコース)について

DCM8版が日本に導入されて、4年が経ちました。7版では、DCMコースは、基礎、上級とに分かれていましたが、8版では、「DCMを学ぶコース」と「DCMを実践に活かすコース」と表現されています。前者は、7版の基礎コースにほぼ相当するものですので、8版でも、「基礎コース」と表記しています。しかし、後者は、従来の上級コースに比べ、より最近の話題が含まれ、現場での実践(アクションプラン)、組織の変革、倫理的な課題を深く討議する内容となっています。そこで、7版での上級コースに相当するものではありますが、コースの主旨を明確にするために、8版改訂時より、海外で使用されている「パーソン・センタード・ケアと認知症ケアマッピング(DCM)を実践に活かす」コースという名称で、コースを開催したいと思います。
ストラテジックリード 水野 裕
(平成25年8月)
 

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